目指すは隣町 あの子がいる町
力の限り 心を燃やせ
全てを捨てて 走り続けろ!
小さな町に暮らすこどもたち、歳三、白鳥、たかこ、鏡子、しょう子、蘭子、菊、馬じろう、由美子は同じ学校のクラスメイト。年齢もバラバラで、個性あふれるこのクラスは学級委員を決めずに、自分達で話し合って、ルールを決めています。学校では徹先輩、のぶ先輩、きんじ先輩が相変わらず休み時間に校庭を占領し、我が物顔でいるが、歳三たちは先輩達には逆らえず、いつも我慢していました。
ある日、教頭先生のとんでもないスパルタ体育授業で、由美子が倒れて隣町の西畑大病院へ運ばれてしまった!
すぐにお見舞いに行きたいクラスメイト達だが、先生に大病院ではお見舞いの人数が制限されていて、みんなで会いにいってはいけないと言われてしまいます。
どうしても由美子を応援したいから、自分たちだけで走ってお見舞いに行くことに決めた歳三たち。目指すは隣町の西畑大病院!
こどもたちだけで、隣町の病院へ辿り着けるか、ふりかかる困難を乗り越えられるのか――